世の中には一般常識が通用しない例外が意外なくらいたくさんあります。例えば・・・

  • 値段が高くなればなるほど、みんなが欲しくなるものって??

普通なら『安くなればなるほど、みんなが欲しくなる』のですが、皆さんは上の問いの答えが分かりますか? (最後の「続きを読む」で答えを確認してください。)

さて今日の題名にもあるのですが、「減れば減るほど増えるもの」って何でしょうか? こんなデータがあります。

 平成9年  平成26年
 A  253,653  310,413
 B 109,007 104,503
 C 32,540 18,182

AとB・Cの間にはとても密接な関係があります。にも関わらず、BとCが減ってAが増えているのです。

では謎解きといきましょう。

A:不動産業の法人数

B:宅地建物取引業者数(法人)

C:宅地建物取引業者数(個人)

C、つまり個人事業だった業者が法人成り したことで、「Cが減って、A、Bが増える」のなら分かります。しかし現実は異なります。皆さんの名推理は?

答えは意外と簡単。不動産業の内訳には、通常の仲介業や分譲事業のように宅建業の免許を必要とするだけでなく、貸家業や不動産管理業のように不要なものも含まれています。

1棟売りの賃貸物件を購入し、そこから家賃収入を得ている大家さん(この場合は不動産投資家ですかね)が、税務上でより有利な法人にする、そんなケースが思いのほか多いのでしょうね。不動産業界はセミプロがどんどん増えていて、中途半端なプロはどんどんと淘汰されていく厳しい時代を迎えています。

答え:株式 (株価が値上がりすると、買い手がどんどん増えますよね。)
ちなみにこれはあくまでも代表的な答えです。
他の答えだった方も決して間違いではありません。